M男監禁パニックルーム1~女たちが執拗に男を追い詰め続ける破壊と再生のガチンコドキュメント　友田彩也香×真咲南朋 (MMGM-001)

「全ての男性に投げかけられた人生の大きな課題」

-調和-
世間に広まるSMの関係を所望する男性は、それを求める諸氏のエゴではないのだろうか？当たり前のことであるが男女間の愛に限らず、人と人には距離感があり双方の対話の上に落とし所が必要である。特に男女間！ということをメッセージとして考えさせられました。

作品全体の様相で、SMであるかのように錯覚するのですが、言葉の持つ力と優しさが主従ではない事を証明しているように思いました。それは、真咲監督の檄とも取れる激烈な言葉の数々とその言葉と言葉の間に発せられる優しいエール、やつめさんの潜在意識に触れるような言葉と言葉にはしない多くを語る表情、そして友田さんの作品の中で発せられる最後の一言が全てを物語っているのです。

作品のお三方の言葉・表情・行動を拝見して女性には共通する愛の本質のようなものが備わっているのではないだろうか？とした上で、

きっと女性のその愛は想像も追いつかないくらい大きな塊で、全てを受け入れようとした時、男性は肉体・精神に関わらず大きな傷 (愛の証として) が残るのだと思いました。 女性の愛は、断片的に男性が受け入れ咀嚼し理解し学んでいくほかはないのではないのでしょうか？

あー、謎が、、

全ての男性に投げかけられた
人生の大きな課題

『M男監禁パニックルーム 1』1作目にして
答えであるかのような作品でした。