文=まな Twitter ID @manaavw
本作をひとことで言い表すならば、こんなところだろうか。
痴女&レズAVを中心に精力的に作品を撮り続け、いまや業界を牽引する中堅監督となった、真咲南朋。
かつてはAV女優としても活躍していた彼女が、本作では自ら出演しながらディレクションを手がけている。
この作品はタイトル通り、マゾ男性をホテルに一日監禁し、パニック状態に陥るまで執拗に調教し続けるというM男AVなのだが、とにかくその調教内容が壮絶!
鞭、ロウソク、水責め、首絞め、ディルドイラマチオ、アナルレイプ、大量飲尿、人間木馬……などなど、単語にしてしまうと凡庸だが、ひとつひとつの責めが本当に情け容赦ないのである。
詳しくは後述するが、そんじょそこらのナマぬるいM男モノを観るようなノリで手に取ると(パッケージからしてヤバいオーラが出ているので、それはないと思うが)、度肝を抜かれることは間違いない。
ちょっと心の繊細な男性なら、トラウマで2、3週間勃起不全になるぐらいのことは起こりえるのではないだろうか。
……というかなり過激なM男作品なのであるが、さらにスゴいのは主演女優の豪華さ
第一弾である本作の主演を務める友チンこと友田彩也香をはじめとして、第二弾は春原未来、第三弾は川上ゆう、第四弾は水嶋あい……と錚々たる人気女優たちが起用されているのである。
普段は世の男性たちをその美貌とエロさで癒している有名女優たちが、こんなにハードに男をいたぶるAVに出るなんて、まさに前代未聞ではないか。
内容はかなり特異でありながら、ごく一部のマニア向け作品ともまた違う王道感が漂っているのは、彼女たちの力によるところが大きい。
少し細かい話になるが、舞台となるホテルの部屋も、毎回とても美しく高級感のある空間なので、観ていてテンションが上がる。
最近のAVはどこも低予算なので、撮影空間に良さを感じられるもの自体が希少なのである。
「AVなんて美女がエロいSEXしてりゃあ、それで良いんだろ」と言わんばかりに、よく見るような撮影スタジオや安っぽいホテルを使う作品が多いので、こちらもすっかりそれに慣れていた。
だがやはり撮影場所をこだわることは大事なんだ、という当たり前のことを本シリーズでは再認識させられた。
さて、先に述べたように本作にメインで出ているのは、主演女優の友チンと真咲監督であるが、実はもうひとり責め役兼撮影アシスタントとして、やつめたなこ嬢が出演している。
別名で数年前にAVデビューし、現在はフリーランスの女優&制作スタッフとして活躍している彼女。
その名前の脱力度に負けず劣らずのゆるキャラっぷりを発揮し、緊迫感あふれる本作の和み要員としても大いに貢献している。
こんな美女三人組でM男調教していくのだが、くどいようだけどガチで責めがハードすぎてヤバい。
たとえば鞭打ちひとつとっても、最初は普通のバラ鞭を使っていたのに、途中からはM男が着用していたベルトを取って股間を全力で叩くようになるし、水責めも単に冷水をかけたり沈めたりするだけではなく、顔に布をかぶせて窒息するように仕向けたりと、いちいち趣向が凝らされている。
ハッキリ言って、素人は絶っっっ対に真似しちゃダメな責めのオンパレードである。
責めの合間の食事休憩ですら、食べ物を載せる人間テーブルをさせたうえで、彼の苦手な食べ物を咀嚼して与え、三人分の尿を飲ませるという徹底ぶり(ちなみに飲尿時には半分に切ったペットボトルの口をくわえさせて、そこに排尿することで一滴残らず飲ませるという一工夫も)。
それでも今回のM男は、他のAV現場でも活躍しているエリートM男優なので、前半はしっかりチンポが勃起していた。
しかし中盤以降、真咲監督による「なぜあなたはM男をやっているの?」という問いかけによって、M男は自分の心の奥深くに封印していた問題と向き合わざるを得なくなる。
それにくわえて、チンポを縄で縛って引っ張る、特大ディルドでイラマチオ、準備なしのアナルレイプと、肉体への責めも彼のウィークポイントを的確に突くようになっていく。
少し話がズレるが、このM男はイラマチオが特に苦手なようで、ディルドを咥えさせられるとすぐに逃げてしまう。
そんな彼の代わりに、真咲監督自らがディルドを喉奥まで入れてえずいたうえに、M男にディルドの根元を咥えさせてまんこに挿入し、ヨダレをダラダラ垂らしながら腰を振って感じまくるシーンがあるのだが、ここは非常に印象に残るとともにめちゃくちゃエロかった。
このとてつもなくイヤラシい喘ぎ声とイッちゃってる目つきは、本気で興奮していないとできないな……と確信させられるパワーがあった。
そんなこんなで心身ともに限界まで追いつめられ、徐々に素顔を覗かせていくM男とともに、終盤はなんと主演女優である友チンからも、普段の完璧なAV女優の仮面がみるみるうちに剥がされていくのである。
二人が演技ではない素の自分をむき出しにされていく様は、画面の向こう側で起こっているとは思えないほどの臨場感で、観ているほうも思わず息を呑んでしまう。
クライマックスは通常のAVでは絶対にあり得ない展開の連続で、シリーズ中でも最も衝撃的なラストを迎えるのであるが、事の顛末はぜひあなた自身の眼で確かめていただきたい。
この一本であなたのAV観がまるっきり変わってしまうことに、私は一切責任を持てないが。
作品名:M男監禁パニックルーム1~女たちが執拗に男を追い詰め続ける破壊と再生のガチンコドキュメント 友田彩也香×真咲南朋
M男監禁パニックルーム4 水嶋あい×真咲南朋
体液と嘔吐物でグチャグチャになりながら、お互いを受け入れ、溶け合う。
M男監禁パニックルーム3 川上ゆう×真咲南朋
最高のM女は、最恐のS女にもなる。
M男監禁パニックルーム2~ 春原未来×真咲南朋
子どもみたいに無邪気でひたむきな女の子の責めが、一番恐い。
M男監禁パニックルーム1 友田彩也香×真咲南朋
究極のM男AVであり、至高のドキュメント映像。